2012年01月26日(木)

ところで、とても今日は眠いので手短にお願いします。

今では「勝ち組」というと、すっかり、社会における「経済的勝者」を指す言葉として定着しています。

ですが、もともとはブラジルなど海外の日系人が太平洋戦争で「日本が勝ったと思っている人たち」を指す言葉でした。「日本、負けてない!」って台詞は、ゆうきまさみの『究極超人あ〜る』にも「勝ち組」という言葉と共に登場するはずです。

あらためて「勝ち組」をWikipediaで調べてみると、経済的な意味での「勝ち組」とともに、そういう日系人的な意味での「勝ち組」もしっかりと記載されています。

それどころか、日本が負けたと信じている「負け組」も存在するという事が書いてありました。しかも、勝ち組と負け組の対立がもとで抗争が起きて死者が出たり、未だにブラジルでは公言がはばかられていたり、同じような人たちがハワイにもいたりした……など、ビックリするような事も書かれていました。

勝ち組 - Wikipedia

地球の裏側まで行くと、情報がキチンと伝わらないものなのだなぁ……と思っていましたが、日本と戦争をしていた当のハワイでも、こうだとすると、それだけの問題ではないのだなぁと思いました。

それで、ふと思ったのが、これから未来の日本のことです。

これから日本や日本企業が以前の輝きを失い続け、世界で経済的な意味での「負け組」になってしまった時、国内でも、日系人的な意味での「勝ち組」が出てくるのだろうなぁ……ということでした。

「日本、負けてない!」