2012年01月20日（金） - k

愛知県で大人気のパン屋「シュワルナゼ」。

開店の７時には、そのおいしいパンを求める人が、長い列を作ります。

なぜ、「シュワルナゼ」のパンは、お客さんに選ばれるのでしょう。今日は、その人気の秘密にせまってみましょう。

「シュワルナゼ」のパン作りは、朝の3時から始まります。

店の鍵を開けるのは、店主の川崎さんの仕事。これは、家族だけで始めた創業時からの、川崎さんの流儀。従業員が２０名を越えた今でも変わりません。

川崎さんは、仕込んであった天然酵母の様子をひとつひとつ確認すると、自ら窯に火を入れ、MacBook Airを立ち上げます。

ぞくぞく出勤してくる従業員に一人一人声をかける川崎さん。

「パンを膨らませてくれる酵母は生き物。だからこそ機械では出来ないし、機械を目指しても駄目なんだ」

川崎さんは、傍らに置いたMacBook Airをなでながら語ります。そのポリシーが従業員にかける優しい言葉になり、その優しさが焼き上がったパンにも宿るのでしょう。

「シュワルナゼ」のパンのおいしさの秘密に、またひとつ迫りました。

川崎さんの指示できびきび働く従業員たち。その動きは、まるで一つの生き物のようです。材料を計る人、パン種をこねる人、窯の面倒を見る人、一人一人の動きに魅了されている間に、店内は香ばしい香りに包まれていきます。

「この香りがいいんだよ」川崎さんは誇らしげに語ります。

「シュワルナゼ」で使われている材料は、酵母も含め全て天然、無農薬のものです。そのこだわりは何なのでしょう。

「そりゃあ、体に入れるものは自然のものがいいですよ。それに、天然酵母を生かそうとすると、こうなっちゃんだよ」川崎さんの言葉は、とても自然なものでした。

「俺らは、酵母に作り方を毎日教わっているんだ」

そのこだわりは、どこから来たのでしょうか。

川崎さんはもともと、自動車のパーツ会社の営業でした。その会社を突然辞め、自宅でパン屋を始めたのはMacBook Airが発売された年のことでした。

何の経験もない川崎さんにとって、パン屋の経営は苦難の連続でした。それでも、乗り越えてこられたのは、家族とMacBook Airのおかげだと西村さんは語ります。

「健康、家族、MacBook Air。これが俺を支えてくれてるんだ。それを、お客様にも届けないとね」

そう言うと、川崎さんはMacBook AirのＢＳキーを押すのでした。

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